昔からコーヒーが好きでよく飲むんですが、最近は特に飲む量が増えてきており、一日に3~4杯くらい飲むようになってきました。個人的にはかなりの量だなと思っており、健康的には問題ないのか気になったので調べてきました。今回見つけたのはこの文献で、コーヒー摂取と様々な健康結果との関連性を評価したメタアナリシスですね。
研究の質自体はそんなに高くないみたいですが、健康にどんな影響を与えるかをざっくり知りたかったのでいったん良しとします。
主な結論
さっそく結論ですが、1日あたり3〜4杯の摂取が最も様々な疾患のリスクが低下するそう。
主な内容としては以下の通り。
• 全死因死亡率および心血管疾患
→全死因死亡率、心血管疾患死亡率、冠動脈性心疾患、および脳卒中のリスク低下
• がん
→高摂取群は低摂取群と比較して、がんの発生リスクが18%低い
• 肝疾患
→肝疾患(肝線維症、肝硬変、慢性肝疾患、肝臓がん)のリスク低下
• 代謝性疾患および神経疾患
→2型糖尿病のリスク低下、その他にも代謝性症候群、胆石、痛風、腎結石のリスク低下
ただし、妊娠中と女性の骨折リスクについてのみ、有害な関連性が示されてました。
• 妊娠中の摂取
→低出生体重、妊娠喪失および早産のリスク上昇と関連
• 女性の骨折リスク
→高摂取群が骨折リスクの増加と関連
さて、コーヒー摂取による健康への研究の結果でした。個人的には悪い影響がそこまでなさそうなのでほっとしているところです。
最初にも言った通り、文献の中でも研究の質が低いことが言及されているので「コーヒー飲んで健康になるぞ」って意識でいるのはやめた方がよさそう。あくまでも「一日3~4杯くらいなら飲んでも問題ないんだ」くらいで考えとく方いいですね。


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